1948-12-22 第4回国会 衆議院 本会議 第20号
さきに政府は、本年度予算において、農家一戸当り平均課税所得額は五万九千八百円とし、今回の水増しにあたり六万四千円とした基礎が明らかでないにもかかわらず、八十四億円を計上し、一般企業は、本予算当初一戸当り課税所得額十万九千五百円とし、今回の水増し額は十三万八千円としたにもかかわらず、四十億にとどめている。このことは、まつたく判断に苦しむのであります。
さきに政府は、本年度予算において、農家一戸当り平均課税所得額は五万九千八百円とし、今回の水増しにあたり六万四千円とした基礎が明らかでないにもかかわらず、八十四億円を計上し、一般企業は、本予算当初一戸当り課税所得額十万九千五百円とし、今回の水増し額は十三万八千円としたにもかかわらず、四十億にとどめている。このことは、まつたく判断に苦しむのであります。
まず農業所得に対しては、平均反収を想定し、それに公債によつて換算した反収價格というものを定め、その額から必要経費を控除して、これをもつて平均課税所得額をきめまして、その平均に追いつくように、上中下の土地の質によつて段階を設けていたのであります。